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岩木みさきオフィシャルブログ

【芸術鑑賞】銀座メゾンHERMES(エルメス)にて上映「ひそひそ星」

2017. 07. 10

【芸術鑑賞】銀座メゾンHERMES(エルメス)にて上映「ひそひそ星」

 

 

 

銀座メゾンHERMES(エルメス)10階にある

40席のプライベートシネマ “ル・ステュディオ” 

 

2017年のテーマは「オブジェに宿るもの」

7月 宇宙を舞台に人ともの、記憶の繋がりを詩的に問う

園子温監督「ひそひそ星」が上映されています。

 

(※写真はエルメスサイトより使用)

 

 

最近意識している“一流に触れること”のアンテナに反応したのと

撮影が行われたのが、東日本大震災後の福島だったことから見に行ってきました。

 

 

この作品は園子温監督が1990年に書き下ろし、2015年に制作されたもの。

第40回トロント国際映画祭 最優秀アジア映画賞受賞

台16回東京フィルメックス オープニング作品

 

 

 

 

 

鑑賞中、正直、前半はあまり理解出来ずに・・・

物語自体は後半30分で見えてきて、メッセージはスルスルーッと入ってきました。

 

色々気付いたのは鑑賞後。

 

モノクロ世界の映画は、要素が少ないからこそ音が持つ表現力を最大に活かしている

情報を伝えるためのカメラのアングルがすごく考えられていたことに気づく

言葉が少ない分、登場人物達のしぐさや表情で伝えられていた情報の多さ

白と黒が創り出す光と影、繊細で鮮明な形と動きの技術

 

そして

本当にひそひそ話される会話や物語が進むスピード感のゆっくりさから

自分の心に“余裕”がないと読み取り感じることが出来ない作品だったなと思いました。

 

 

 

 

 

もうひとつ、

ウィンドウズディスプレイが興味深いです。

プロダクトデザイナー マイク・エーブルソン「ツール・ルーツ」

 

(※写真はエルメスサイトより使用)

 

 

 

道具を観察し、3つのベーシックな形

「Stick (棒)」「Rope (縄)」「Bowl (器)」

から成り立っていると考えた、彼のノートが建物の外壁に展示されています。

 

なるほどー と思ってしまう分析。

 

物の見方は、見方次第で変わる、

共通する情報を見つけるまで探究する好奇心は大事、

探究するから気付きが生まれる

 

短時間でしたが、濃厚でした。

 

 

▼銀座メゾンHERMES(エルメス)

http://www.maisonhermes.jp/ginza/

 

▼ひそひそ星HP

http://hisohisoboshi.jp/#

 

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