2019. 05. 23
【岡山県・真庭市】Maniwa HACCO Tourism (まにわ発酵’s ツアー)⑩イルリコッターロ
イルリコッタ-ロ
2軒目のチーズ屋さんへ。
案内の看板がとても愛らしい、リコッタチーズ専門店イルリコッタ-ロ。
店内に入ると素敵な小物やディスプレイの数々が目に付きます。
竹内雄一郎(たけうち ゆういちろう)さん。
イタリアのシチリアに3ヶ月住み込みで勉強に行き、その後も渡伊を繰り返しながら
現在、リコッタチーズの専門店を経営されています。
自家牧場で山羊10頭と羊10頭を放牧、隣の牧場から放牧牛のミルクを分けてもらいリコッタチーズの原料に、
塩とレンネットという酵素以外は無添加で、伝統的なシンプルな製法にこだわっているのが特徴です。
並んでいるだけで素敵なチーズたち。
・リコッタフレスカ
定番のリコッタチーズ。
シチリアで伝授された製法で、手間をかけて手作りされています。
原材料により味わいに変化が生まれ、牛の乳だとミルキーな味わい、山羊や羊の乳だと複雑な草の香り感が出るそう。
今回は牛と山羊の混合乳で作ったものをいただきましたが、優しい素朴な味わいがとても美味しかったです。
木綿豆腐より少し柔らかい食感で、砂糖を加えて混ぜると右の写真のようにとろっとします。
砂糖+クランベリーなどの酸味のあるドライフルーツ+ナッツ(とくにピスタチオやピーカンナッツ)
を混ぜて食べると、さらに止まらなくなる美味しさ!(写真は昨年、視察時にいただいたもの)
イタリアだとクロワッサンにたっぷりサンドして食べるそう♡
日持ちは1週間弱ですが、出来れば3日以内に食すのがベストだそうです。
・トミーノ
トスカーナで習ったチーズで、ミルク自体を乳酸発酵させ酸凝固させて作るチーズ。
竹内さんオリジナルはクランベリーとピーカンナッツをまわりに付けてあるのが特徴です。
・プロ-ボラ
もちもち、むぎゅっと食感の少し変わったチーズ。
口を絞った形やひょうたん形がありますが、熟成は1ヶ月ほど。
1ヶ月以上熟成させ、重さ1kg以上のものはカチョカバラと呼ぶチーズになります。
縛り口で、どの職人が作ったものか分かると言われており、中には馬の形に縛る職人もいるそうです。
・スタジオナート (写真左の大きいチーズ)
すりおろしてパスタにすると絶品。
お店の周りはお散歩しても気持ちよさそうでした。
製造量に限りがあるため、注文は1週間以上前にお電話にてご連絡してほしいとのことでした。
6月22日(土)に開催する、まにわ発酵’sツアー報告とまにわ食材を楽しむイベントでは、ご用意する予定です♪
店舗詳細
イルリコッタ-ロ
住所:〒717-0501 岡山県真庭市蒜山中福田960-31
TEL:090-3989-9415 FAX 0867-44-1255
お問い合わせ:ilricottaro@gmail.com
HP:https://ricottaro.exblog.jp/